日本一の茶師が教える
お茶の楽しみ方


POINT 01
日本茶のすすめ
日本茶は、茶葉に含まれる栄養が豊富で、毎日のいろんなシーンで飲むのに適しています。カテキン等を多く含み、健康にもよいのが特徴です。楽しく健康に、お茶のある生活はいかが?

お茶の
健康パワー
健康パワー
体に嬉しい緑茶の成分
まずは代表的な成分とその作用を
チェックしましょう。
カテキン類は特に注目度の高い成分。
また、紅茶やウーロン茶に比べて
アミノ酸やビタミン類の含有量が
多いのも、緑茶の大きな特徴です。
チェックしましょう。
カテキン類は特に注目度の高い成分。
また、紅茶やウーロン茶に比べて
アミノ酸やビタミン類の含有量が
多いのも、緑茶の大きな特徴です。
渋みの
成分
成分
カテキン類
タンニン
カテキンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化力や抗菌力があります。緑茶に含まれる複数のカテキンは、抗がん、抗アレルギー、生活習慣予防、食中毒予防など、多様な作用で健康長寿につながる成分として大きく期待されています。
ビタミン類
ビタミンC、ビタミンB2、葉酸など
抗酸化作用やコラーゲン生成などにより、美容や生活習慣病の改善に役立ちます。緑茶には特にビタミンCが豊富に含まれています。
ミネラル類
カリウム、マグネシウム、亜鉛、フッ素など
骨や歯の形成のほか、亜鉛は新陳代謝を助け、フッ素は虫歯予防の働きがあります。
甘味・旨味
の成分
の成分
アミノ酸
テアニンなど
カフェインによる興奮作用や血圧上昇を抑え、リラックスを促します。
苦みの
成分
成分
カフェイン
中枢神経興奮や代謝促進作用があり、眠気防止や疲労回復に役立ちます。
日本茶にはたくさんの体に嬉しい成分が含まれています。
毎日飲むことで、健康促進につながります。
毎日飲むことで、健康促進につながります。

お茶の
楽しみ方
楽しみ方
和食や和菓子と一緒に、
外出先で手軽に飲む、
茶器にこだわってお茶時間を楽しむ。
あなたのライフスタイルにあった
あなただけの「お茶の間」を演出してみませんか。
外出先で手軽に飲む、
茶器にこだわってお茶時間を楽しむ。
あなたのライフスタイルにあった
あなただけの「お茶の間」を演出してみませんか。
種類
栽培工程や製造工程の違いから、市川園では日本茶を14種類に分類しています。
発酵茶
紅茶
葉の中の酸化酵素を働かせ、カテキン等を十分に発酵(酸化)させてから加工したお茶。
半発酵茶
烏龍茶
葉の発酵(酸化)をある程度進めてから加工したお茶。発酵の程度が軽いものは包種茶。
不発酵茶
釜炒り製緑茶
摘み取った葉を速やかに熱い釜で炒り、カテキン等の発酵(酸化)を止めたお茶。
蒸し製緑茶
摘み取った葉を速やかに蒸気で加熱し、カテキン等の発酵(酸化)を止めたお茶
茶



深蒸煎茶
普通煎茶の2~3倍の時間をかけて蒸したもの。葉が細かく、渋味が抑えられたまろやかな味わい。

浅蒸茶
中蒸し茶よりさらに山間地の茶葉を使用。葉肉が薄く繊細な茶葉を短時間蒸した香り高いお茶です。
深蒸し茶を粉っぽく感じた方におすすめ。
深蒸し茶を粉っぽく感じた方におすすめ。

中蒸茶
平地より日照時間が短いため、平地・台地と山間地の両方の性質があるのが特長。葉肉も蒸し時間も中間で、葉の形はやや残りやすい。水色は濃い目だが、深蒸し茶よりさっぱりとした上品な味わい。

抹茶入煎茶
厳選茶葉に京都の抹茶をまぶしました。水色鮮やか。お好みで他のお茶にあわせると互いの旨みが引き出されて一層おいしい。

番茶(番外茶)
三・四番茶が伸びて硬くなった茶や茎などを使い、煎茶と同じように製造した茶。繊維が多くカテキンが豊富で、旨みは少ないがさっぱりしたのど越し。

ぐり茶
荒茶の製造工程で精揉を行わず、まが玉のように丸まった形のお茶。煎茶に比べてさっぱりした味わい。
覆い下で育つ
日光を遮って育つ

玉露
摘採前の20日間程、よしず等で茶園を覆い、直射日光を遮って育てる。旨味成分のテアニンが多く、味も香りも濃厚。

抹茶
玉露同様に栽培し、荒茶製造の際に揉まずに乾燥させたものが碾茶。これを石臼で微粉末にしたのが抹茶。
出物
物煎茶や玉の製造工程で選別された茶葉で作られる

茎茶(棒茶)
煎茶や玉露の仕上げ工程でわけられた茶の茎を使ったお茶。甘味とさわやかな香りが持ち味。

芽茶
煎茶や玉露の仕上げ工程でふるい分けられた芽の部分のお茶。芽には養分が多く、味が濃い。

粉茶
製造過程で細かくなった葉を、複数のふるいで選別したもの。茶こしでさっと淹れられ、寿司屋でよく使われる。
再加工茶
煎茶や番茶を加工したもの

玄米茶
煎茶や番茶に、高温で炒った玄米などを混ぜたもの。さっぱりしたお茶と玄米の香ばしい風味が特徴。

ほうじ茶
煎茶、番茶、茎茶などを強火で炒ったお茶。芳ばしく軽やかで、食後のお茶として好まれる。カフェインが少ない。

粉末茶
煎茶を細かくしたもの。一般に粉茶より細かく、抹茶より粗い。水に溶けない成分もまるごと摂りやすい。
味わい
お茶の好みは千差万別。旨みのあるお茶が好きな方もいれば、渋~いお茶が好きな方もいらっしゃいます。
味や香りはネットショップでは分かりませんので、市川園茶師が考えた風味チャートを参考にお客様のお好みのお茶を見つけてください。
味や香りはネットショップでは分かりませんので、市川園茶師が考えた風味チャートを参考にお客様のお好みのお茶を見つけてください。


抹茶
市川園の抹茶は、本場京都の玉露と同じ原料を使用して作られた本格抹茶です。豊富な滋養を余すことなく味わえます。是非一度、お試しください。
玉露
玉露茶は新芽を覆い、直射日光を遮って育てられるため、茶葉は色鮮やかな緑色。是非一度、市川園の「高級玉露茶」をお試しください。
浅蒸茶
静岡県内の山間部の茶葉を集めた奥山のお茶を浅蒸しにしました。香り高く上品な美味しさです。是非一度、お試しください。
上級煎茶
静岡の一等産地で作られた茶葉をお茶のソムリエ全国大会優勝者が仕上げた一度飲んだら忘れられない最高級煎茶の煎茶です。是非一度、市川園の最高級煎茶をお試しください。
中蒸茶
お手頃価格で大人気の中級煎茶です。素材にこだわり丹精込めて仕上げたので味も香りも一味違います。美味しさ価格以上。ぜひお楽しみください。
粉茶
粉茶は玉露や煎茶を精製する際、葉が砕かれてできる粉状のお茶。急須でさっと淹れていただく事で美味しくお飲みいただけます。
芽茶
高級茶並の香りと丸みのある上品な味わい。3煎目でもおいしく飲めて経済的です。是非一度、芽茶をお試しください。
中級煎茶
お手頃価格で大人気の中級煎茶です。素材にこだわり丹精込めて仕上げたので味も香りも一味違います。美味しさ価格以上。ぜひお楽しみください。
ぐり茶
ぐり茶は、他の煎茶と違い、整形工程を省き、茶葉の成分を浸出し易くし、渋みを少なくしたもののことを指します。是一度、お試しください。
くき茶
上級煎茶の精製過程で取り分けられた茎と深く蒸した茶をブレンドしました。普段のお茶とは違ったものをお試ししたい方は是非こちらの茎茶をお試しください。
抹茶入煎茶
厳選茶葉に京都抹茶をまぶしました。水色鮮やか。お好みで他のお茶にあわせると互いの旨みが引き出されます。本場静岡の静岡茶の茶葉に京都抹茶をまぶして作られた市川園自慢の抹茶入煎茶をどうぞ。
ほうじ茶
じっくり炒ることで得られる深みのある味わいに、口当たりさっぱりのほうじ茶です。是非一度、お試しください。
番茶
一番茶のみを使用したので、すっきりと香ばしく、高級感のある味に仕上がっています。是非一度、お試しください。
玄米茶
抹茶の風味と玄米の香ばしさがお茶の深い味わいを引き立てます。是非一度、お試しください。

風味チャート
風味チャートは全体図だけではなく商品ごとにも6項目5段階で詳しく評価。
気になるお茶の味、香り、色を見比べていただけるようになっています。
画面右の「風味チャートを表示する」をクリックすると画像が変わりますので、是非ご活用ください。
気になるお茶の味、香り、色を見比べていただけるようになっています。
画面右の「風味チャートを表示する」をクリックすると画像が変わりますので、是非ご活用ください。
シーン
お茶を飲みたい時ってどんな時?温まりたい時、スッキリ目覚めたい時、ご飯やお菓子と一緒に。
お茶が出てくるシーンはいろいろですが、じゃあこんな時はどのお茶を選んだらいいんだろう、というお悩みのためにオススメのお茶を紹介します。
お茶が出てくるシーンはいろいろですが、じゃあこんな時はどのお茶を選んだらいいんだろう、というお悩みのためにオススメのお茶を紹介します。
10:00

21:00

寝る前
カフェインの少ないほうじ茶がおすすめ。体もあったまりぐっすり眠れます。
季節のおすすめ
市川園では通年販売のお茶と別に季節に合わせた期間限定のお茶も販売しています。
その季節にしか買えない特別なお茶ですので、お茶選びに迷ったらまずはこちらをお試しいただいても良いかもしれません。
その季節にしか買えない特別なお茶ですので、お茶選びに迷ったらまずはこちらをお試しいただいても良いかもしれません。

うららかな春のやさしさと爽やかさをイメージしました。

夏の暑さに負けないように渋みは少なく、スッキリ軽やかな飲み口。

少しだけ肌寒くなる秋には深い豊かなコクと旨みでホッと一息。

寒い日は体も心も固まりがち。変わりダネのお茶で温まりましょう。
おいしく日本茶を淹れるためには「お湯の温度」「茶葉と湯の量」「抽出する時間」の3つがポイント!
お茶の種類によって異なりますので、この3ポイントに気を付けておいしいお茶を楽しみましょう。
お茶の種類によって異なりますので、この3ポイントに気を付けておいしいお茶を楽しみましょう。
POINT 03
おいしい
お茶の淹れ方
お茶の淹れ方

深蒸茶の淹れ方
1人分の目安
- 茶葉の量
- 3g (ティースプーン中盛り1杯)
- 湯の温度
- 70℃
- 抽出時間
- 20秒~30秒
- 湯 の 量
- 60ml
1.湯冷まし

湯呑の8分目までお湯を注ぐ。
湯の量と温度を調整し、湯呑みも温まります。
湯の量と温度を調整し、湯呑みも温まります。
2.急須に茶葉を入れる

1人あたり3gを目安に、人数分の茶葉を急須に入れます。
3.お湯を注ぐ

約70℃まで冷ました湯を、急須に静かに注ぎ、ふたをして抽出時間(約30秒)を待ちます。
4.湯呑にお茶を注ぐ

急須を静かに傾け、最後の一滴まで湯呑に注ぎます。
複数の湯呑に注ぐ時は量と味わいが均等になるように廻し注ぎをします。湯呑が3つなら1→2→3と少しずつ注ぎ、続いて3→2→1と戻り、これを最後の1滴まで繰り返します。
複数の湯呑に注ぐ時は量と味わいが均等になるように廻し注ぎをします。湯呑が3つなら1→2→3と少しずつ注ぎ、続いて3→2→1と戻り、これを最後の1滴まで繰り返します。
おいしいお茶の豆知識 ①
基本の淹れ方をマスターしたら、自分の好みのお茶を探してみましょう!
お茶はお湯の温度で味が変わります。もっと甘みを感じたい場合はお湯の温度を下げて、もっと渋みを感じたい場合はお湯の温度を高めで淹れてみましょう。
お茶はお湯の温度で味が変わります。もっと甘みを感じたい場合はお湯の温度を下げて、もっと渋みを感じたい場合はお湯の温度を高めで淹れてみましょう。
POINT
甘味を出したいとき
お湯の温度を低くする。浸出時間を長めにする。
苦みや渋みを出したいとき
お湯の温度を高くする。

浅蒸茶・中蒸茶
の淹れ方
の淹れ方
1人分の目安
- 茶葉の量
- 2g (ティースプーン1杯)
- 湯の温度
- 浅蒸茶60℃/中蒸茶70℃
- 抽出時間
- 浅蒸茶1分/中蒸茶40秒
- 湯 の 量
- 60ml
1.湯冷まし

湯呑の8分目までお湯を注ぐ。
湯の量と温度を調整し、湯呑みも温まります。
湯の量と温度を調整し、湯呑みも温まります。
2.急須に茶葉を入れる

1人あたり2gを目安に、人数分の茶葉を急須に入れます。
3.お湯を注ぐ

適温まで冷ました湯(浅蒸茶60℃/中蒸茶70℃)を、急須に静かに注ぎ、ふたをして抽出時間(浅蒸茶1分/中蒸茶40秒)を待ちます。
4.湯呑にお茶を注ぐ

急須を静かに傾け、最後の一滴まで湯呑に注ぎます。
複数の湯呑に注ぐ時は量と味わいが均等になるように廻し注ぎをします。湯呑が3つなら1→2→3と少しずつ注ぎ、続いて3→2→1と戻り、これを最後の1滴まで繰り返します。
複数の湯呑に注ぐ時は量と味わいが均等になるように廻し注ぎをします。湯呑が3つなら1→2→3と少しずつ注ぎ、続いて3→2→1と戻り、これを最後の1滴まで繰り返します。
おいしいお茶の豆知識 ②
おいしいお茶を淹れるにはお湯の温度が重要。でもお湯の温度をいちいち計るのは面倒ですよね。じつはお湯の温度は温度計を使わなくても大丈夫!
お湯の温度は容器に移すごとに5~10℃下がります。ポット(約90℃)から湯呑に注いで約80℃、湯呑みから急須に注いで約70℃。
低めの温度で淹れたい方は専用の湯冷ましや軽量カップを使うのもオススメです。
お湯の温度は容器に移すごとに5~10℃下がります。ポット(約90℃)から湯呑に注いで約80℃、湯呑みから急須に注いで約70℃。
低めの温度で淹れたい方は専用の湯冷ましや軽量カップを使うのもオススメです。
POINT


玄米茶・ほうじ茶
の淹れ方
の淹れ方
1人分の目安
- 茶葉の量
- 3g (ティースプーン1杯)
- 湯の温度
- 熱湯
- 抽出時間
- 30秒
- 湯 の 量
- 130ml
1.急須に茶葉を入れる

1人あたり3gを目安に、人数分の茶葉を急須に入れます。
2.お湯を注ぐ

急須にお湯を一気に注ぎ、ふたをして抽出時間(約30秒)ほど待つ。
3.湯呑にお茶を注ぐ

急須を静かに傾け、最後の一滴まで湯呑に注ぎます。
複数の湯呑に注ぐ時は量と味わいが均等になるように廻し注ぎをします。湯呑が3つなら1→2→3と少しずつ注ぎ、続いて3→2→1と戻り、これを最後の1滴まで繰り返します。
複数の湯呑に注ぐ時は量と味わいが均等になるように廻し注ぎをします。湯呑が3つなら1→2→3と少しずつ注ぎ、続いて3→2→1と戻り、これを最後の1滴まで繰り返します。
おいしいお茶の豆知識 ③
お茶に含まれる成分とお湯の温度には関係があるって知っていますか?
煎茶の味わいを構成する甘味(旨味)・渋味・苦味にはそれぞれ浸出しやすい温度帯があります。カフェインを取りたくない方は低めの温度で、カテキンを取りたい方は高めの温度で。
ちょっとした知識でお茶の淹れ方が変わってきますね。
煎茶の味わいを構成する甘味(旨味)・渋味・苦味にはそれぞれ浸出しやすい温度帯があります。カフェインを取りたくない方は低めの温度で、カテキンを取りたい方は高めの温度で。
ちょっとした知識でお茶の淹れ方が変わってきますね。
POINT
【甘味(旨味)成分】アミノ酸
低温(水)でも高温(熱湯)でもじんわり溶け出します。
【苦味成分】カフェイン
高温になるとすばやく溶けだします。
【渋味成分】カテキン
アミノ酸とカフェインの間で、高温の方がよく溶け出します。

玉露の淹れ方
1人分の目安
- 茶葉の量
- 3g (ティースプーン山盛り1杯)
- 湯の温度
- 50℃
- 抽出時間
- 2分
- 湯 の 量
- 20ml
1.湯冷まし

急須と湯呑にお湯を入れ温めておきます。
2.急須に茶葉を入れる

急須のお湯を捨て、一人あたり3gを目安に、人数分の茶葉を急須に入れます。
3.お湯を注ぐ

約50℃まで冷ました湯を、急須に静かに注ぎ、ふたをして抽出時間(約2分)を待ちます。
4.湯呑にお茶を注ぐ

急須を静かに傾け、最後の一滴まで湯呑に注ぎます。
複数の湯呑に注ぐ時は量と味わいが均等になるように廻し注ぎをします。湯呑が3つなら1→2→3と少しずつ注ぎ、続いて3→2→1と戻り、これを最後の1滴まで繰り返します。
複数の湯呑に注ぐ時は量と味わいが均等になるように廻し注ぎをします。湯呑が3つなら1→2→3と少しずつ注ぎ、続いて3→2→1と戻り、これを最後の1滴まで繰り返します。