
第69回
慢性腰痛の改善、予防に!のびのび腰らく体操
腰の痛み、湿布やマッサージで済ませていませんか?実は、腰痛をやわらげるには腰だけでなく、背中やお尻、太ももなど“腰まわり全体”をバランスよく伸ばすことが大切です。その広範囲を一度にケアできるのが「のびのび腰らく体操」。腰痛を根本から改善、予防しましょう。

体操の先生市川志織さん
静岡県島田市出身・在住。日本女子体育大学卒。中学・高校教員免許状Ⅰ種取得。中高老年運動指導士。スポーツ施設で教室を持ちながらフリーランスで活動。親子・幼児、高齢者、企業など幅広く運動指導。指導歴25年以上、3人の息子の母。
のびのび腰らく体操
「のびのび腰らく体操」は、前屈することで腰からお尻、背中、太もも裏側の筋肉をバランスよく伸ばし、腰痛の改善・予防につながる体操です。

①床に足を伸ばして座ります(長座の姿勢)。右足首のくるぶし(外側・内側)を右手でしっかりとつかみ、左ひざの少し上あたりに乗せます。

②息を吐きながらゆっくり首を倒して背中を丸めましょう。そのままの姿勢で4秒間キープ。これを3セット行いましょう。
※この姿勢がきつい人は、さらに膝を高くし、抱えるようにして背中を丸めてみましょう。逆に「伸び」を感じにくい人は膝の高さを下げて、伸び感を得られる位置まで調整しましょう。
ここがポイント
- 背中、腰まわり、お尻、太もも裏が伸びているかを意識しましょう。
- 背骨の骨と骨の間を広げるようなイメージで行うと、さらに背中が伸びやすくなります。