
第66回
実は健康に良いことづくめ!体側のばし体操
体側とは、脇腹から脇の下あたりまでの胴体部分を指します。日頃はあまり動かす部位ではないですが、体側をのばすと内臓機能の活性化や自律神経の安定、代謝の促進、腰痛予防…など健康につながる良いことづくめ。やらない手はないですよ!

体操の先生市川志織さん
静岡県島田市出身・在住。日本女子体育大学卒。中学・高校教員免許状Ⅰ種取得。中高老年運動指導士。スポーツ施設で教室を持ちながらフリーランスで活動。親子・幼児、高齢者、企業など幅広く運動指導。指導歴25年以上、3人の息子の母。
体側のばし体操
体側をのばすことで内臓に刺激が加わるほか、肋骨の動きが良くなり、腰まわりの筋肉もほぐれます。それによって胃腸や肺が活性化。自律神経の安定、代謝促進、腰痛予防につながります。

①椅子に座り、軽く脚を開いて足裏を床にしっかり付けます。両腕を前へ出し、両手の指を組みます。大きなボールを抱えるようにして輪をつくり、輪の中をのぞき込むようにします。

②身体を右側に倒して(左を見る)左の体側をのばしましょう。左の脇腹が少しつっぱる程度で3~5秒停止。身体を元に戻してから、右の体側も同じ要領で行いましょう。これを3~5回ほど。
ここがポイント
- 足裏が床から離れないようにしましょう。
- 輪の中をのぞき込むようにして行うことで身体がブレにくくなり、体側をしっかりとのばせます。