
第65回
ちょい漏れの不安を解消!内ももギュギュッと体操
「人には言えないけど…」と、「ちょい漏れ」に悩んでいませんか?原因は、尿道を支えている骨盤底筋の衰えと言われていますが、太もも内側の内転筋を強めることで改善につながります。日頃あまり使われない筋肉なので、鍛えることで効果が期待できますよ。

体操の先生市川志織さん
静岡県島田市出身・在住。日本女子体育大学卒。中学・高校教員免許状Ⅰ種取得。中高老年運動指導士。スポーツ施設で教室を持ちながらフリーランスで活動。親子・幼児、高齢者、企業など幅広く運動指導。指導歴25年以上、3人の息子の母。
内ももギュギュッと体操
内転筋とは股関節の付け根から膝の内側にかけてつながる筋肉。鍛えることで骨盤底筋を強め、尿道を締める力を取り戻します。
※骨盤底筋とは、尿道口のまわりにある筋肉。
※股関節とは、腰骨と脚の骨を繋いでいる関節。

①足首、膝、股関節付け根をできるだけ90度の角度にして椅子に座ります。背筋を軽く伸ばしましょう。

②両足のかかと同士を付けてから、両手を合わせて膝の間に軽く挟みます。膝の外側から内側に向けてギュッと力を入れ、5秒ほどそのまま保ちましょう。

③5秒経ったら、だらっと力を抜きましょう。これを3~5回ほど。
ここがポイント
- ギュッと挟んだ後、しっかり力を抜きましょう。そうすることで筋肉の収縮を高め、効果が期待できます。
- 股関節やY字部分(股)を意識すると、より多くの力を入れられます。