
第53回
肩コリに効く!防ぐ!背泳ぎ体操
水泳をしている人に肩こりが少ないって知っていますか?泳ぐ時に腕で水をかく動きが、肩回りの筋肉をほぐすことにつながるんですね。寒い冬は身を縮めてしまい、肩コリが悪化しやすくなります。この背泳ぎ体操なら、プールに行かなくてもできますから、一年分のコリをほぐすつもりで試してみましょう。

体操の先生市川志織さん
静岡県島田市出身・在住。日本女子体育大学卒。中学・高校教員免許状Ⅰ種取得。中高老年運動指導士。スポーツ施設で教室を持ちながらフリーランスで活動。親子・幼児、高齢者、企業など幅広く運動指導。指導歴25年以上、3人の息子の母。
背泳ぎ体操
首から肩へつながっている僧帽筋は頭を支え、腕の重力で肩が引っ張られるため、疲れがたまりやすくなる部位です。背泳ぎの腕の動きで肩甲骨を動かして僧帽筋をほぐしましょう。

①両足を肩幅ぐらいに開き、「気をつけの姿勢」で立ちます。

②まっすぐ前を見て、肘を伸ばしたまま前から後ろへゆっくり回し、「気をつけの姿勢」に戻します。左腕も同じように腕をまわします。左右の腕を交互に4~5回ほど、無理しないようにしましょう。
ここがポイント
- 肩を動かしたり、身体が横に向かないようにして、腕だけで回しましょう。
- 腕を後ろにまわす時、無理に腰を反らせないようにしましょう。