
第43回
実は肩・首コリ対策にもなる!手首のストレッチ
料理や書きもの、スマホの操作など、手首は毎日使います。手首の筋膜は肩や首、顔までつながっているので、使い過ぎると腱鞘炎だけでなく、肩コリや首コリの原因にも。日頃から手首をほぐしておきましょう。

体操の先生市川志織さん
静岡県島田市出身・在住。日本女子体育大学卒。中学・高校教員免許状Ⅰ種取得。中高老年運動指導士。スポーツ施設で教室を持ちながらフリーランスで活動。親子・幼児、高齢者、企業など幅広く運動指導。指導歴25年以上、3人の息子の母。
まずは手首の健康チェック!

本来手首には「手首アーチ」がありますが、手首を使い過ぎると「手首アーチ」が減り、なくなってしまいます。そうなると腱鞘炎や肩コリ、首コリの原因に。手首を曲げたり、指を反らしたりすることで腕のすじが伸びて、筋肉のコリがほぐれます。改善や予防のために、腕&指のばしをはじめましょう。
腕のばし

腕を正面に伸ばし、反対の手で手の甲を押して、手のひらを手前に向けます。イタ気持ちいいくらいの加減で10秒ぐらいキープ。反対の手も同様に行います。
指のばし

手のひらを上に向けた状態で腕を正面に伸ばし、反対の手で親指以外の指を軽く握り手前に押します。イタ気持ちいいくらいの加減で10秒ぐらいキープ。反対の手も同様に行います。
ここがポイント
- 息は止めずに深呼吸をしながら行うと、筋肉がゆるみやすくなります。
- 腕が下がってしまったり、上がり過ぎないように正面に向かって伸ばしましょう。