
第41回
季節の変わり目も元気ハツラツ!10分ウォーキング
季節の変わり目は朝晩の寒暖差が激しく、体温調整が難しくなります。それが身体にとってストレスとなり、何となくスッキリしない“不調”になる人が多いようです。ウォーキングをすることで不調の原因となる自律神経が整い、汗をかきやすくなることで体温調整がスムーズに。秋の健康のために始めましょう!

体操の先生市川志織さん
静岡県島田市出身・在住。日本女子体育大学卒。中学・高校教員免許状Ⅰ種取得。中高老年運動指導士。スポーツ施設で教室を持ちながらフリーランスで活動。親子・幼児、高齢者、企業など幅広く運動指導。指導歴25年以上、3人の息子の母。
10分ウォーキング
一般的に、30分ほど歩くと汗をかきやすくなると言われますが、腕をしっかり、両腕を前後に同時に振ることで10分でもじんわり汗をかきます。まずは10分、一日2回を目標に。

①まっすぐ前を見て、胸を張って立ちます。一度肩を上げてストンと落とし、力を抜きましょう。

②両肘を曲げて、両腕を前後に同方向に振りながら10分ほど歩きましょう。
※体がじんわり温まればOK!
椅子ウォーキングもグッド!
歩くのが大変な方は、椅子に座って腕振り&足踏みをしましょう。

ここがポイント
- 両肘を同時に後ろへ引くことで運動強度が上がり、効率良く身体が温まる!
- 胸を張ることで多くの酸素を取り込み、自律神経が整う!
【コラム】高齢者に多い、「迷走神経反射」とは?
自律神経の乱れやストレスなどにより、脳が貧血状態となって、めまいや吐き気、発汗などを引き起こします。ひどくなると急に意識がなくなり倒れます。横になり、足を上げることで応急処置できますが、必ず医師に相談しましょう。
