
第26回
飲み込む力を鍛えよう!ブクブク体操
最近、食事中にむせたり、うまく飲み込めなかったりしませんか?年を取ると口の中やのどの筋肉が弱まり、飲み込む力が衰えていきます。誤嚥性肺炎を防ぐためにも「ブクブク体操」を始めましょう。

体操の先生市川志織さん
静岡県島田市出身・在住。日本女子体育大学卒。中学・高校教員免許状Ⅰ種取得。中高老年運動指導士。スポーツ施設で教室を持ちながらフリーランスで活動。親子・幼児、高齢者、企業など幅広く運動指導。指導歴25年以上、3人の息子の母。
ブクブク体操
口の中に水を含んだ状態にすると、口内やのどの筋肉を鍛えることができます。
ブクブクして水がこぼれたり、飲んでしまったりする人は、筋肉が弱まっている可能性大。朝・昼・晩の歯みがきと一緒に!

【右ほっぺ】右側のほっぺに水をためて10回ブクブク。

【左ほっぺ】左側のほっぺに水をためて10回ブクブク。

【鼻の下】鼻と上唇の間に水をためて10回ブクブク。

【口の下】下唇の下に水をためて10回ブクブク。
ここがポイント
- 目線をまっすぐにして、のどを開いた状態にしましょう。
- 初めは少ない水量で。慣れてきたら少しずつ増やしましょう。
だ液は「ごっくん」の助っ人!
食べ物をスムーズに押し流すだ液。だ液を出すコツは舌を動かすこと。「ラララ…」と発音するだけで、じんわりうるおいます(声に出さなくてもOK)。普段飲み込みづらさを感じる方は、食べる直前にちょっと「ラララ…」を。