
第19回
“ちょい漏れ”を治す!おしり歩き体操
笑ったり、咳やくしゃみをしたときにチョロッ…、という経験はありませんか?尿もれの多くは、尿道を支えている骨盤底筋が緩むことで起こりやすくなりますが、鍛えることで改善しやすい筋肉でもあります。心配な方は、ぜひはじめましょう!

体操の先生市川志織さん
静岡県島田市出身・在住。日本女子体育大学卒。中学・高校教員免許状Ⅰ種取得。中高老年運動指導士。スポーツ施設で教室を持ちながらフリーランスで活動。親子・幼児、高齢者、企業など幅広く運動指導。指導歴25年以上、3人の息子の母。
おしり歩き体操
おしり歩きすることで骨盤周りの筋肉に負荷がかかり、骨盤底筋を強くします。
※滑りの良いフローリングでするのがおすすめです。

①床に足を伸ばして座り、お尻をつけたまま腕を振り、5~10歩前へ進みます。
②同じ姿勢で腕を振りながら、後ろへ5~10歩戻ります。
ここがポイント
- お尻を浮かさず、床につけたままズリズリ前に出ることを意識しましょう。
太ももギュギュッと体操
挟んだものを落とさないようにすることで、太もも内側に負荷がかかり、骨盤底筋が鍛えられます。

①足を揃えて椅子に座り、太ももの内側にタオルや本などを挟みます。
②挟んだモノを落とさないように太ももの内側をくっつけて10秒間キープ。休憩を挟んで3セット。
ここがポイント
- 背筋をピンッと伸ばしましょう。
女性の3、4人に1人は尿もれを経験!
骨盤底筋が弱まる原因は加齢だけではありません。出産を機に起こることも多く、産後のママさん体操としても取り入れています。重い荷物を持つことや排便時に強くいきむこともよくないので気を付けましょうね。