市川園のお茶はおいしいねってよくいわれます。
うれしいことです。
ところで市川園のお茶(煎茶)はすべて深蒸茶だということはご存知でしたか?深蒸茶とは、お茶の葉を蒸気で約100〜120秒じっくり蒸して作るお茶のことで、この作り方でできるお茶は、胃にやさしくコクがあり水色もきれいで、すっきりしておいしいのです。
深く、強く蒸されるため、茶葉は細かく粉っぽくなり、微粉末が少し茶わんの底に沈みますが、最後まで飲みほすことで茶葉の健康成分が丸ごと味わえます。
お湯は
●水道水はなるべく一晩汲み置きをしましょう。(カルキ臭がなくなります)
●お湯は完全に沸騰させてください。(生沸きのお湯は水臭く、すぐに冷めます)
●沸騰させたお湯をポットに入れます。(ポットに移すと、熱湯は95度位になります)
急須は
●深蒸茶にはあみタイプの深蒸急須が便利です。やや粉っぽさが特徴の深蒸茶でも、深蒸急須なら目づまりしません。
●使用後はよく洗って、熱湯を通してしっかり水きりをしてください。(茶葉が残っているとカビや臭い等で、お茶の風味を損ないます)
「お茶の味が変わった?」って思ったことはありませんか。それは急須が原因かもしれません。普段は水かお湯で洗うだけで十分ですが、問題は細かい茶殻が残っている場合。時間がたつと茶殻は酸化して匂いがつきます。
ひと月に一度はブラシを使って茶こしや注ぎ口を細かく丁寧に洗いましょう。洗った後は水がたまらないように自然乾燥。いつものお茶がよりおいしくいただけますよ。
●重曹を使えばさらにきれいに!
洗いおけにお湯をはり、水1リットルに対し重曹大さじ2杯入れ、急須を30分程つける。
おけから取り出してやわらかいスポンジで磨く。水でしっかりすすいだら、よく乾かす。
保存は
●お茶は湿気・臭いをきらいますので、保存には気をつけましょう。市川園の真空パックの袋は未開封の場合は、そのまま置いても大丈夫ですが、長期保存は冷凍庫が理想的です。但し開封後はそのつど袋を密閉して缶などに保管してください。
ポットから使用する人数分のお湯を湯呑に注ぎ、湯冷ましをします。同時に湯呑も温まります。
●ポイント
90℃のお湯は湯冷ましする事で約70℃位に。深蒸茶をおいしくいただく目安になります。
たっぷりめの茶葉(1〜2人位で役6g・大さじ1杯が目安)を急須に入れ、さましたお湯を入れて20秒〜30秒位待ちます。急須を2〜3回軽く回し(ゆすり)ます。
※粉茶は煎出しやすいので、急須にお湯を入れたら時間をおかずにすぐ湯呑に注いでください。
●ポイント
お茶の風味は、「茶葉の量」「湯温」「注ぎ時間」で変わります。渋めが好きな方は熱めのお湯で、まろやかな味が好きな方は湯ざましして淹れてください。
湯呑へは均一にまわし注ぎ、最後の一滴までしっかりと注ぎきることで、2煎目もおいしくいただけます。
※少し濃いめの水色を目安に。濃いめでも渋くなりません。
●2煎目のおいしい淹れ方は?
1煎目のお茶は残さず注ぎ切ってください。
その後急須のフタをずらし、中の熱を冷ましておきます。2煎目はお湯を入れたら「さーっと」すぐに湯呑に注ぎます。1煎目とは違う味・香りをお楽しみいただけます。
●お湯は完全に沸騰させましょう
お湯はやかんでシュンシュンと完全に4〜5分沸騰させてからポットにいれます。また電気ポットをお使いの場合は一度沸騰したお湯をそのままお使いください。
※生沸きのお湯ではおいしく出ません。
※少し濃いめの水色を目安に。濃いめでも渋くなりません。
※水道水は5分位沸騰を続けるとカルキは抜けます。
●深蒸茶はアミ付の深蒸用急須で
深蒸茶にはアミ付の深蒸用急須が最適です。
深蒸用急須なら水切れがよく目詰まりしません。
※市川園で販売している急須はすべて深蒸用急須です。

【お客様からよくいただくご質問】
使用していくうちに、茶葉の細かい部分
だけが残ってしまう
100g袋や茶缶など茶葉の容れ物から直接急須等に入れると、比較的大きな茶葉から先に出てくるので、まず容れ物を上下に振って中身を均一になじませてから急須に入れてください。茶さじやスプーン等をご使用になると、茶葉はより一層均一に保たれます。
銘柄別の湯冷ましの目安
●ポットのお湯を湯ざましする
おおはしり、おいまつ、しんりょく、はつづみ、玉露ことぶき、玉露ふくせん、玉露あさつゆ。
●ポットのお湯をそのまま
はつみどり、山のお茶、はなたちばな、するがじ、ほうらい、くき茶はつくら、芽茶特撰、玉露粉茶入あさひな、ふるさと番茶、抹茶入玄米茶、玄米茶いくみ。
●熱めのお湯(熱湯)で
にしきほうじ茶、こがねほうじ茶、ティーパックかたらい。